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Twitter GUIRO Album

EIT-001
定価2,835円
(本体2,700円)
2007.9.23 発売

FIRST ALBUM GUIRO Album 9.23(日)発売 EIT-001 定価2,835円(本体2,700円)
GUIROの曲は、どれもイントロの出だし一瞬で素晴らしい。たとえばローリング・ストーンズの「サティスファクション」のような、誰もがすぐにそれとわかるキャッチーさを放つイントロとは、ほど遠い。むしろ、その真逆。頼りなく、ただ何となくつま弾き始めたようなメロディが多い。にもかかわらず、その音の業は驚くほど深い。そして、シティ・ポップのセンスと、ローカル・フォークの骨太と、ブラジル音楽のポリリズムと、ジャズの野蛮と、日本語をしゃべる日本人であることの美学と、そのすべてを複雑かつユニークなバンド・サウンドに絡み合わせながら、ずぶずぶと聴き手の中に踏み込んでゆく。
2003年に初めてGUIROの音源(手作りの8センチCDだった!)として制作された「あれかしの歌」から4年。入手できる音源は4枚の8センチCDのみ。地元の名古屋を中心に、ひそかにひそかに伝わっていった、そのさりげない衝撃が、こうして一枚のアルバムになった。
オムニバスCD『7586(ナゴヤロック)』に収録され、GUIROの名を高めるきっかけになった革命的な名曲「ハッシャバイ」も含む全13曲。90年代から21世紀に過去の音楽を浴びるほど聴いてしまった世代の人間は、未来が袋小路かもしれないことを本能的に感じ取ってしまい、ポップであることをおびえながら拒否しようとさえする。しかし、GUIROならきっとそこを抜け出せると、このアルバムを聴いたあとには思うことができるだろう。音楽を自分の血肉にきちんと消化してきた者だけが選べる脱出方法を、ゆっくりと、しかし、直感的にしっかりとつかみとる。その握る力の強さに、聴く者はドキリとする。そういう確かなものが、GUIROには必ずあるのだ。だから、奇跡は思いがけず起こる。
そのつま弾きを止めるな。口ずさむように、歌い続けろ。そこに永遠への突破口が見える。
松永良平 (ハイファイ・レコード・ストア/リズム&ペンシル)
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